次々とゲイ映画を創りだすグザヴィエ・ドラン監督の新作をようやく観ることができました。
グザヴィエ・ドランは若干26歳にして、カンヌ国際映画祭の常連入りをしている可愛げのカケラもない人物です。
しかし、作品はとにかく引き込まれるし、面白い。
今作も期待に期待を重ねての鑑賞となりました。

過去作のレビューは以下になります。

死んだ恋人の兄と、どうこうなる話って言うから恋愛映画だと思って観た。

僕は今作は「死んだ恋人の実家の農場を訪ねると、そこには兄がいて…」という内容だと聞いていました。
だから、勝手に甘酸っぱいラブストーリーを期待していたのですが、180度真逆の内容に絶句しました。
なんじゃこりゃ!
レンタル屋さんの「ドラマ」コーナーに陳列されていましたが、これは「ドラマ」じゃありません。

なんなんだ。なんなんだ。この映画は一体なんだ。

The Thriller 2The Thriller 2 / Artiom Ponkratenko

死んだ恋人は親にカミングアウトをしていません。
そのため主人公は死んだ恋人の兄に、実在しない女の恋人の作り話をするように殴られ、脅迫されます。
そして、主人公は兄からの暴力を耐えながら、農場で過ごしているうちに、正常な思考判断ができなくなってしまいます。
農場から出て行こうと思えば出ていけるのに、出ていかない、出ていけない。
暴力で人間を支配していく構図は、北九州監禁殺人事件を思わせるかなりどぎつい内容です。
この映画をデートで観に行ったカップルは瀕死の状態で担ぎ出されたものと思われます。
こんなに恐ろしいスリラーゲイ映画は観たことがないです。
もうなんかちっとも胸がときめなかった。

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