予告通りにお盆で帰省した友達と飯を食うことに。うどん定食を注文して一息つくと彼は「どのアドレスが使えるのかわかんないんだよね…」と申し訳なさそうに携帯を出した。ふーむ。ミクシー用やら仕事用やらいろいろメアド作るからねと携帯を借りると確かにアドレス帳に「俺の名前」「俺の名前1」「俺の名前3」なぜかもう一つ「俺の名前3」という感じで6つ並んでいる。これは俺が繰り返し携帯のアドレスを変えていた10代からの黒歴史だなと感づいて「ああー。いろいろ変えてきたもんね。すまんね〜」とごまかしながら一つを開くとその中にはさらに3つずつメアドが登録されている…。その数や…。頭の中で掛け算をしながら、さすがに恥ずかしくなって穴があったら入りたくなった。どうやら彼は俺が初めて携帯を買ったときからのアドレスを一つも消してないらしい。本当に嫌なくらい物持ちがいいのね…。俺は自分の中の転機を勝手に26歳に設定しているんだけど、本当にそれまではよろしくなかった。大層大層よろしくなかった。気分のムラが激しくて、そのたんびに不可解な行動をとってきた。まあ、そんな反省はいつもしているとして、そのメアドを律儀に登録してきてくれた彼に何より感謝である。縁が切れて普通である。そんなこんなで飯を食いながらの話は「縁」をテーマに膨らんで“短期間に意気投合し過ぎた人とは逆に疎遠になりやすいよね”ということでまとまった。そんな風に言ったら俺たちはすごく盛り上がらなかったみたいだけど、まあ会うたんびにテンションは低いってことで。でも、車の教習に一緒に通ったり、彼がいなかったらやっていなかったことも多い。…どうでもいいけどいまだに携帯のメアドがJ-PHONEのドメインってどうなんだろ。「友達にメアド作ってもらったからさあ」ってそのメアド作ったの確か俺…。