ゲイが隠すことに疲れるとき

ブロマイド写真★『ブロークバック・マウンテン』ヒース・レジャー&ジェイク・ギレンホール/アップ

ゲイは産まれたときからセクシャリティを隠して産まれてくるようなものです。
それはおんぎゃーと泣いていたときは、当の本人にも隠されています。
そして、思春期になり、まず自分にバレます。
そして、慌てて親に隠し、兄弟に隠し、同級生に隠し、先生に隠します。
同僚に隠し、上司に隠し、時々疲れます。
「正直に生きよう!」と思い立っても、自己主張すればするほど、さらに疲れてしまいます。

もちろんゲイはセクシャリティだけ隠していればいいわけでもありません。
ノンケも含めて、人間は生きていると、隠すかどうかの決断を毎日迫られます。
テストの点数を隠したり、片想いの相手を目の前にしても好きなことを隠したりします。
隠しても隠さなくても上手くいかないことも多いです。
「結局ダメになっちゃったー」なんて、日常茶飯事です。

僕は今までの人生で「隠す」「隠さない」に何度も何度も悩みました。
いまだにどっちが良かったのかわからないことも、たくさんあります。
でも、基本的には過去のことは隠したことがいい場合が多く、未来に関することは隠さないほうがいい場合が多いのは確かです。
僕は開けっぴろげにしてしまいますが、恋愛初期にあんまり自分の過去の失態を話すと相手が夢を失ってしまうかもしれません。
「そんなの聞きたくない」と言われたら、なぜかとても人間は凹みます。
かといって、未来の2人に関係してくる重大な問題を隠すというのは、それで今はいいのかもしれませんが、あとでとんでもない結果を招くことになります。
伝えておかなければいけないことを自分と相手を見ながら適切に選別できる大人になりたいものです。

僕は過去の与太話が好きです。
人間の過去の恋愛の話ほど面白いジャンルはないんじゃないでしょうか?
しかも、ゲイ同士の友達との最大の共通点は当然ですが、「ゲイであること」なわけですから、会話のメインが恋愛の話になることは必然的だと思うのです。
でも、たまに恋愛の話はもちろんのことタブーだらけの人もいて、秘密が多すぎて、共通の趣味も乏しいと単純に話すことがなくなっちゃうこともあります。
バラしたりバラされたり、人の秘密はどこからか流れていくものです。
でも、それを恐れてずっと自分のところに留めておくと、流れない水のように秘密は腐敗して心を蝕みます。
「この人は信頼できる」「秘密を共有したい」と思う人が1人でもいる限り、ゲイの人生も捨てたものじゃありません。

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1 Comment

  1. こびー

    お久しぶりです
    最近何の因果か映画チャンネルをつけるとゲイに関連する映画ばかり見ます(笑)
    俺もジェイクみたくイケメンだったらゲイでもあんまし苦労しないのかも?

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