Time MachineTime Machine / erix!

Amazonの映画のレビューを見ていると、前から感じることがあります。
レビュアーは採点を5段階で付けますが、昔の映画ほど採点が甘いんです。
僕はそれを「昔の映画は質が高いものが多いのかな」と思っていたのですが、それにしても極端に評価が高いものが多いのです。
1つに、昔の映画の中で人気のあるものだけがブルーレイディスクで再発されるので、その作品をもともと好んでいるファンばかりがレビューを行うということがあります。
そして、もう1つは”思い出補正”がかかっているのだと思います。

青春時代に観た映画や聴いた音楽は、どんなものでも自分の中で特別な存在になります。
それを観た聴いた頃の思い出が一緒に思い浮かび、感慨深いものになるのです。
さらに、若い頃はわかりにくい映画や音楽も頑張って繰り返し鑑賞することが多いので、さらっと流した作品より心に引っかかる確率がグンと上がります。
深く刺さったトゲは抜けません。
“思い出補正”は正当な評価をたびたび壊してしまうので、昔の映画のレビューを見て期待して観た映画が「これそんなに面白いか?」と疑問に感じることもたびたびあります。

僕の思い出補正がかかった曲の中でも「無理して頑張って聴いた音楽」としてすぐ頭に浮かぶのは”downy”です。
本当に健康を害する人も出てくるような不快な曲ですが、何度も何度も聴いていると中毒状態になる恐ろしい曲です。

思い出補正がかかった作品はお金を払えば手に入るわけではありません。
また、良質な作品だから、”思い出補正”がかかりやすいなんてこともありません。
たまたま自分が多感な時期に、そこに流れていたという偶然のたまものです。
それはまるで、過去の自分を追体験することができるタイムマシーンのスイッチのようです。
ああ、こんな曲聴いてたなあ。とがってたなあ。

downy
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downy
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