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恋人や配偶者と死別した人とは恋愛しないほうがいいとよく聞きます。
付き合うことになれば、美化された思い出と永遠に戦わなくていけなくなります。
いっそ負けを最初から認めてしまって、「お二人のファンです」ぐらいのノリだったらいいんでしょうけど、それでいいんでしょうか。

昔、ヒットした映画で「エターナル・サンシャイン」という映画がありました。
恋人と別れた女が、あまりにつらいために相手との記憶をすべて消去してしまうというSF要素の強い恋愛映画です。
その事実を知った男も大きなショックを受け、自分も同じ処置を受けて、記憶を消してしまいます。
しかし、結局二人はまた出会って恋に落ちてしまい、自分たちが過去に付き合っていたことを思い出していきます。
「お前らどんだけ狭い地域で生活してるんだよ」とツッコミを入れたくなりますが、いい映画でした。

自分の過去に付き合っていた人にこだわっている間はなかなか恋愛が上手くいかないのは当たり前のことですが、恋愛感情は自分でコントロールできる類のことではありません。
逆にやたら切り替えが早い人も薄情な気がしてしまいますが。
僕は一時期混迷していたので、まるっと3年間ムチャクチャでした。
そういう時期は、恋愛だけでなく仕事の面でもほとんど成長できませんでした。
本当に何してたんだろう?という感じなのです。
3年間、時計の針が止まっていたのです。

第2の人生、第3の人生と、どんどん切り替えていく、ステップアップのための転職のような恋愛なんてロマンチックのカケラもありません。
しかし、「こういう失敗はもう繰り返したくない」という戒めは自然に出来上がっていきます。
でも、結局…いつもとあんまり変わらない行動をとっているんですよね…。
同じ状況に同じ言動。
自分じゃ結構変わったつもりなんですが、周囲から見るとどんな風なんだろうとたまに思います。

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