先の見えない幸せを少しでも。
箱男 (新潮文庫)

青い空の下、歩く男二人。
冴えない表情の片方。
今朝の夢。
また誰かが俺を殴ったんだ。
蹴ったんだ。
転がるように起きて、放尿してるうちに細かい部分は忘れたけれど。

あなたは時々俺を「怖い」と言う。
俺もあなたが怖いときがあるんだよ。
ヒトはなんでこんなに臆病なのだろう。

近づくほどに後ずさり。
互いに相手の心を捕まえようなんて愚かかな。
それでも抱きしめる。
毎日、毎日繰り返す。
笑っちまうくらい同じ日々。
いつまで?
なんてくだらない質問で-
先の見えない幸せをそう-
少しでも。

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