一般受けしないためセールスは振るわないものの、プロのミュージシャンからの評価が高い人たちのことを“ミュージシャンズ・ミュージシャン”と呼ぶ。
僕はこの「全然売る気ねえだろ!」という頑固な姿勢についつい惹かれて、手に取ってしまう。
そんな僕が特に大好きなミュージシャンズ・ミュージシャンは小谷美紗子だ。

彼女は1997年に登場したものの、アルバムは3000枚前後、シングルは1000枚前後と毎度厳しいセールスなのだが、中島みゆきとユーミンを足して2で割ったような独特の世界観は唯一無二。
奇妙な声で失恋の歌詞を歌わせると右に出る者がいない。
時に「受験戦争」や「自然環境保護」をテーマにした、謎の説教ソングも披露するが、そこはご愛嬌。

MONSTER
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小谷美紗子
Music For Life (2016-05-20)
売り上げランキング: 66,375

稀代のヒットメーカーだった小室哲哉はその昔、“ミュージシャンズ・ミュージシャン”の対になるであろう“マーケティング・ミュージシャン”を自称していた。
しかし、鳴かず飛ばずの今となってはその音楽活動は売上度外視の“ミュージシャンズ・ミュージシャン”のようにも見える。

素敵な足跡

TK最新作だぞ…。

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