MoneyMoney / 401(K) 2013

学生時代に、おごってばかりの友達がいました。
食事代やボーリング代、ゲーセン代、何でも全員分バンバン出すんです。
しまいには帽子を買ってあげたり、服を買ってあげたり。
これがゲイの話だったら、恋愛感情が入ってるわけなので、驚くことではありません。
しかし、こいつはノンケなんです。
“ノンケが男友達とグループで遊ぶときにお金を出す”、これは僕の目には異常に映りました。
そこにイジメのような関係が出来上がっているほうが、よっぽど理解しやすいのですがそうではありません。
どちらかと言えばリーダーのように中心にいるタイプなのです。
本人も激しい浪費癖があり、スロットにハマっていました。
僕は何度も「いや、やめとけよ。こういう習慣はよくないよ」と言ったのですが、本人がお金を引きません。
どうも話を聞くと、昔から誰と遊んでも出しているようなのです。
実家にお金があるのは知っていましたが、お金どうこうより周りに変な人ばかり寄って来るんじゃないかと思いました。

「対人関係を築くためには、物やお金をあげないといけない」という強迫観念を抱えている人は世の中に結構いるらしいです。
幼いころに両親が子供に褒めるとき、謝るときに必ずお金をあげていると感情表現に日常的にお金を使う習慣がつくようです。
僕の親もそういうところがあったので、「金で褒めるならまだしも、謝るってアホか?」とすごく腹が立ち、絶対に受け取りませんでした。
これはこれで素直ではないのかもしれませんが、ほいほい喜んで受け取っていた兄はすべての人間関係を金で買うタイプになっています。
“客”と”業者”の関係に落ち着きを感じるために、通常の人間関係でも物やお金を与え続けないと落ち着かないのです。
これは日頃の感謝をこめて、物を贈ることとは一線を画しています。

おごってばかりの友達は現在は、昔よりもっとたくさん周りに人がいます。

この記事も読まれています。