年老いたゲイカップルの晩年を描いた映画「人生は小説よりも奇なり」を鑑賞した。
あらすじはこんな感じ。

40年近くの付き合いを経てもラブラブなカトリック学校の教師と画家の老年ゲイカップルはついに同性婚を果たす。
しかし、そのことで教師の職を失うことになり、家賃を払えなくなり、友達や親戚の家を頼ってバラバラに住むことになる。
居候先の家は居心地が悪く、二人ともさみしくてツラい毎日が続く。
ホームパーティーで知り合った若いゲイに家を又貸ししてもらえることになり、ようやく二人はまた一緒に住むことになる。
しかし、その矢先に画家は病死し、教師は画家の思い出と共に一人ぼっちで暮らしていく…。
ジ・エンド(ハート)

「なんだこの話は!なにかの嫌がらせか?」というくらい気分が悪くなってしまったのだけど、どうも世間的には美しい癒やしの作品らしい。
ゲイである僕からすると、この作品には年老いたゲイの見たくない現実をこれでもかこれでもかと突きつけられている気持ちになってしまうのだ。
そもそもカトリック系だからって、ゲイを理由に解雇されていいの!?
仕事・お金・恋人を失い家に残される教師を一人置いて、若い甥っ子と恋人の女の子が光を浴びながら走り去っていくエンディングはあまりに残酷。
年老いてもなお、仲睦まじい二人に癒やされる観客もいるんだろうけど、当事者としては笑えないのである。
愛し合う老年ゲイカップルがほぼ辿るであろう悲惨な末路。
そんなに「奇なり」な話でもない。
監督は画家の恋人を持つゲイらしいが、とにかく感覚が合わない楽しくない作品だった。

人生は小説よりも奇なり(字幕版)
(2016-08-07)
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