恋の罪 [DVD]

「恋の罪」は2011年に公開された園子温監督の最高傑作と名高い映画です。
平凡な主婦が娼婦に堕ちていくさまを描いた作品です。
とても面白かったので、僕は上映時に1回、DVD化されて1回鑑賞しました。

この映画は1997年に起きた”東電OL殺人事件”という事件を元に制作されています。
僕は”東電OL殺人事件”のことは、「東京電力に勤めていたエリートが隠れて売春をしていて、殺害された」というくらいしか知りませんでした。
その事件の詳細を最近知りました。
この映画の主役の娼婦は僕が思っていた以上に、東電OLをなぞっていました。
同じだったポイントを映画のネタバレにならない程度に、挙げていきます。

恋の罪 [DVD]

  • 映画では「昼間の仕事は大学の国語の先生」だった。実際も「東京電力に勤めていたが、主な仕事は論文を書くことで、言葉を扱う仕事」だった。
  • 映画では「アパートの空き部屋に男を連れ込んでいた」が、実際も「アパートの使われていない空き部屋に連れ込んで」いた。
  • 映画では「道行く人に次々と声をかける異常な客引きをしていた」が、実際も「毎日欠かさず声かけをしていて、その界隈では有名人」だった。
  • 映画では「最愛の父を子供時代に亡くしている」が、実際も「高校時代に父親を亡くしている」。
  • 映画では「お金を取ることに執着」していたが、実際も「お金を取ることに執着していて、缶ビールの代金も請求」していた。
  • 映画ではそんな部分はなかったが、実際は「5年もの間、毎日仕事帰りに必ず4,5人の客を取り、手帳には客の情報を几帳面に書き込み、営業の電話を自らかけるなど勤勉な仕事ぶり」だった。

恋の罪 [DVD]

映画も異常なのですが、実際の事件も同様かそれ以上に異常だったということがわかってゾッとしました。
実在の東電OLは、小さな頃から成績優秀で、会社に入っても次々に論文を発表しますが、その後パタンと書くことをやめ、キャバ嬢を始めます。
そして、妻子のある男と付き合い、捨てられました。
過度な売春行為はその当てつけだったのではと言われています。
そんなエピソードを知るうちに自分も似たようなものを抱えていたことを思い出します。
ただ、人から愛されたくて、必要とされたかっただけなのです。

恋の罪 [DVD]
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