イタコとは青森県にある恐山で死者の霊と話すお手伝いをしてくれる人たちのことです。
親しい人が亡くなって落ち込んでいる人にとっては大きな救いになることもあるらしく、カウンセラーのような役目も負っています。
僕は昔からイタコの話が大好きで、まあただのオカルト好きなだけですが、恐山への潜入レポートなどをドキドキしながら目を通します。
その中に関西弁のイタコのレポートがありました。

ある日、父親を失った外国人が恐山にやってきたそうです。
彼女は父親が死んでからというもの、毎日寂しく不安なので、もう一度だけ話したかったのです。
そして、イタコに亡くなった父親の名前と誕生日を教えて待つこと数分…。
「おお、ホンマに来てくれたんか。ひさしぶりやな」とイタコが語り始めたそうです。
実は彼女の父親は日本語が話せない人だったので、「oh…」となったそうですが、イタコにも言い分はあります。
イタコはあくまで仲介役なので、目の前に見える死者の想いを自分の言葉で伝言ゲームしているだけなので、関西弁で何も問題ないそうです。
それにしても雰囲気をぶち壊していることに変わりはないので、せめて標準語で話したほうがいいと思います。

いつか行ってみたい恐山。
しかし、行ってもイタコに誰を呼んでもらえばいいのやら。
言葉の壁がないなら、飼い犬もOKなのでしょうか。
「おお、ホンマに来てくれたんか。ところで、ジャーキー持っとらんかの」

画像提供:Osorezan / tsuda

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