絶体絶命! (リンダブックス)

人生は長い旅。もしくは小さな旅の積み重ね。
少しずつ変わっていく旅の目的。
こうなりたいな。
明日の自分の姿を何度も描いて消してはまた描きなおす。
気づいていたよ。
自分のキャンバスが小さくなっていることには。
それでもよかった。
なんてことない幸せ、小さな夢で育む毎日。
十分魅力的だった。
昨日、5年間世話になった病院をやめた。
羅針盤を失ったような気分。
これから歩いていく方向がわからなくなって、不安が募る。
帰りの駅で座り込んでしまった。
こんなとき少し前の俺ならそれでもやりたいことがどこからか湧いてきた。
しかし、俺の持っている小さなキャンバスはもう…真っ白だ。

あんなに好きだった絵-。
デザイン-。
仕事にしろ趣味にしろもう考える気力がない。
毎日書き続けたブログ。
ストレス発散だった作文。
思うように書けない。
もどかしい。
俺が俺じゃないみたい。
俺が俺である理由は確かここらへんにあったはずなのに。

この病気は一生薬を飲む必要があることがはっきり知った。
一生薬を飲む、それは一生病院に通うということだ。
あんなに信頼していた先生が体を壊した。
俺はずっと迷った結果、今回の選択をするしかなかった。
長い旅。あと何度、医者とサヨナラするんだろう。

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