ポエムが死んだ夜

生きているといろんなお叱りをうけるけど、痺れるくらいはっきり否定されることもある。
はっきり言ってもらってよかったと思うけど、当時はすごくショックだったことも。

僕は二十歳まで詩を書いていて、それで何かできないかと思っているアホだったんだけど、その書いたものを憧れの人に読んでもらう機会があった。
ライブイベント業をしている友達が、当時好きだったバンドで作詞を担当していたメンバーを紹介してくれたのだ。
サインしてもらうためのCDを片手に緊張しながら、お洒落なバーに入ったのだけど、のっけから「君の詩見せて」と言われ、おずおずと差し出すと、眼光鋭くパラパラめくって「全然ダメ。これ読んでも、俺はなんのインスピレーションも湧かない」と突き返された。
その後のことはあまり記憶にないんだけど、その日を境に僕は詩を書く習慣が途絶えた。
今思えば、くるりや椎名林檎あたりから露骨に影響を受けた中二病なポエムなのだから仕方がないことだ。

今でもたまにその人の曲を聴くことがある‐。
ほろ苦い思い出だけど、最高のファンサービスだったのかも。

No.18
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