MelissaMelissa / seanmcgrath

「金玉娘」という舞台を観に行ったことがあります。
友達に話すと「またまた〜作り話?」と言われたこともあるんだけど、これが本当にあるんです。
劇団黒テントという人達がやっていて、僕は熊本公演に行きました。
なんで福岡に住んでいるのに、熊本まで観に行ったのか諸事情はよく覚えていないのですが、その日はすごく寒かったです。

「金玉娘」…
原作は何気に岩井志麻子の短編です。
金玉のある娘が売られた見世物小屋を舞台にした物語。
内容はタイトルに似合わずシリアスでした。
金玉娘以外にも髭が生えた髭女など、外見にハンディキャップを抱えたキャラクターが出てきます。
そして、見せ物として生きる彼女たちの苦悩が描かれるわけですが、金玉娘は人を本気で愛してしまったことで凄惨な最期を迎えます。

正直、友達に誘われたから観に来ただけで、劇の題名すら知らなかったので、なんじゃこりゃあと不意打ちをくらいました。
なんでこれに連れてきたんじゃあとも思いました。
しかし、「金玉娘」の衝撃はそれだけではありませんでした。
帰りに物販のところで売っていたTシャツに目が釘付けになったのです。

黒地のTシャツにケバケバしい金色で「GOLDEN BALL GIRL」とデカデカと印字されていたのです。
僕は一瞬「ゴールデンボールガール…?」とクエスチョンマークが浮かび、
「GOLDEN=金!」
「BALL=玉!」
「GIRL=娘!」
「…oh!金玉娘!」と解読しました。
その時の解読の爽快感が気持ちよすぎたせいか、いまだに「ゴールデンボールガール!=きんたまむすめえ!」と不意に出てきます。
恐るべし劇団黒テント。

2007年ぐらいに千秋楽を迎えて終了してしまったプロジェクトのようですが、これは再公演しないといけないでしょう。

この記事も読まれています。