あした死ぬかもよ?

27歳になった。

「いつ死んでもかまわないよ。倒れても俺は平気」何の自慢にもならないセリフを吐いてきた。
そんな俺が昨日街の真ん中で突然めまいに襲われた。
足元に何か当たって尻もちをついた。
あまり周りに人がいなかったけれど恥ずかしかった。
そして、怖かった。
その後もカラダが揺れて力が入らない。
車が目の前を通り過ぎていく。
ジュースを買うために10円玉を自動販売機に入れながら涙がほろほろと出た。
家に帰りたいと思った。
死にたがりだった俺が生を願った。
____の家に着いて、靴下を脱いだ。
汗臭いシャツ。
生を実感した。

俺は生きてきた。
ずっとずっと、今までこうやって、悩んでそれでも、生きてきた。

____がケーキにロウソクを点す。
プレートにはチョコレートで自分の名前が書いてある。
大切な人に誕生日を祝ってもらう。
幼い頃は当たり前に手にしてた風景。
幸せに色があってカタチがあるなら、きっとこんな姿でいるんだろう。

人生はツライことがあるし、相方との日々も平坦ではない。
でも、今俺がほしいのはツイてる幸運な人生ではない。
いいところ悪いところそのすべてを愛せる穏やかな人間でただありたい。
今日という日を愛せれば愛しつづけていけば-現在過去未来すべてが愛しさであふれていく。

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