コンサートスタッフのキリキリ姐さん

20071013_31320071013_313 / Kevin Goebel

学生時代に、ライブ会場のテント設営や見張りのバイトをしていました。
友達がベックのライブでかなりお得なポジションだったという話を聞き、たいそう羨ましくなって始めました。
音楽も聴けるし、金にもなるし、なんかスタッフってパンツにステッカー貼ってて、かっこいいと思ったからです。
しかし、実際はステージを絶対に観たらいけないという鉄則があるので、好きなバンドのライブは客として参加したくなります。
結果的に、全然興味のないグループのライブで仕事することが多くなります。
興味がない音楽なんてうるさいだけで流れていないほうがいいくらいです。

アイドルの大規模なライブのときは、「柵を押さえつける」だけの人や、「椅子の上に立ち上がった人を降ろす」だけの人や「シャッターをきったら注意する」だけの人など役割が分担されました。
あるとき、歌唱中のアイドルが柵を押さえつける係の人の後ろ足に引っかかって、ズッコケたことがあり、ライブ終演後に厳重に注意がありました。
スタッフルームでキリキリしたオネエのマネージャーから「みんな!しっかり自覚持とうよ!?みんなにかかってるんだよ!?」と怒鳴りつけられ、水を飲むのも我慢して説教されていると、オーディション番組「ASAYAN」でしごかれている面々になった気分でした。
3日間同じライブで柵を押さえつけていると、曲やVTR、MCの内容がまったく一緒なので嫌でも覚えてしまいます。
「来るぞ、来るぞ、来るぞ。最後の締めはシングル「…」ここで歓声!」みたいに心のなかで演目を数えていました。
そして、本編終了後の第1の帰省ラッシュと、アンコールがすべて終わったときの第2の帰省ラッシュが終わった後に、椅子の片付けやゴミ拾いが始まります。
アンコールを観ないで帰る人って、大きな会場だと想像以上にいるんだとこの時知りました。

暑いし、報酬も多くないしとあんまりいい感想は持ちませんでしたが、一度はやってみたいバイトだったので自分なりに満足しました。
アイドルのライブは文化祭というより、運動会に近い気がしました。

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