映画「怒り」のしょーもねーレビュー(それでもネタバレあり)

まだ観てない人は読まないように!

映画「怒り」を公開日に観てきました。
この映画、結末がわかってしまうと面白さが半減します。
まだ観ていない方は読むことをオススメしません。

ゲイのパートにばかり興味を持ってしまった。

この映画は、3つのストーリーが同時進行します。
“知的障害”、”沖縄米軍”、”ゲイ”と3種類の社会的なモチーフをテーマに物語が描かれていました。
しかし、個人的にはゲイの話ばかりが気になり、他のシーンに切り替わる度に、もうちょっと観せろよと思ってしまいました。
2時間22分とかなり尺の長い映画なのですが、それでも3つの話を盛り込むと1つの話は50分弱です。
僕はゲイが出てくる映画だという前情報を知らなかったのですが、妻夫木聡がゲイ役だと気づくと、ゲイ映画を期待して観てしまいました。

妻夫木聡演じるゲイに感じる違和感

妻夫木がハッテン場でのベッドシーンを演じたことは、感無量です。
しかし、ハッテン場で顔を伏せて体操座りをしているナヨナヨのブリーフ男を見かけた瞬間に喜々として犯し始める妻夫木には大いに違和感を覚えました。
サディスティックだったら、顔もわからない状態であんなにノリノリになれるのでしょうか?
相手役の綾野剛はナヨナヨ過ぎるほどの女々しいオカマを演じているのに対して、妻夫木はわざとらしいほどのノンケ臭い演技なので若干現実味がありません。
そして、ハッテン場で出会って以後、妻夫木は綾野剛に異常に執着し、肩入れします。
衣食住の世話をして、墓に一緒に入らないか?とプロポーズまでします。
そこまでいいか?そこまでいいか?と疑問符が浮かんでは消えました。
まあ単に、僕は妻夫木がナヨナヨの綾野剛に惚れ込んだことが、気に食わなかったのです。

「怒り」に対する僕の「怒り」

僕は児童養護施設で育った男と高校から大学にかけて付き合っていたので、その野良猫感や、相手の人生が重すぎて投げ出してしまう人間の気持ちも多少わかります。
家族から放り出された人間を、結局は公園で死なせてしまったという事実は彼の一生にずっと禍根を残すでしょう。
犯人の「怒り」がもっともくだらなくて、対称的にその他の人間の「怒り」は重すぎて、すごい話だなあすごい映画だなあとは思います。
でも、僕は妻夫木のゲイシーンがもっと観たかったです。
いやもう怒りとか関係ないし。

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