くうき (まど・みちおの絵本)

ラーメン屋の前
朝の空気。
昼の空気。
夜の空気。
街の空気はどんな風に入れ替わるのだろう。
同じ交差点に立って同じ信号を待ってるのに
時間が違うと別の場所のよう。

2人の間の空気も少しずつ変わっていく。
緊張して初めまして。
相手の家の周りの地理に詳しくなったり。
ケンカして2人とも一言ずつ謝ったり。
少し離れてわかったことがあったり。

昨日、____が「腹が減った」とラーメン屋を指差した。
俺は「いいや。俺食いたくない。CD屋にいるよ」と言った。
その場で別れて、10分くらい試聴してると相方がトントンと肩をたたく。
「早いね」
「いいや。雑誌読んでゆっくり食ったし」
「あっそ」

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