diary

ある朝

夜の公園
生ぬるい風、熱帯夜。冷房で冷えていた肌がじんわり汗ばむ。
近くのネットカフェからふらついた足取りで家へ帰る。
広い道路に車はないが、なんとなく信号を見上げた。
ヒトの気配は後ろのコンビニだけだ。ほてった街は一応寝静まってるように感じる。
ドアを開け、部屋に着く。台所に立ち、コップに水を注ぎ飲み干した。
パンをトーストして、ベーコンとチーズに胡椒をふって胃におさめる。
それから、ベッドに横になって、ゆっくり息を吐きながら目を閉じた。
目がジンジンとしているのがわかる。頭も興奮しているのだろう。脈が少し早い。
漫画を読みふけって、朝方帰るなんて本当に久しぶりだ。
悪いことをした子供のような気分。隣で寝息をたてる相方の手を自分の心臓の位置に持ってくる。
幼い頃、寝てる母の手を同じように自分の胸にあてたことがある。
いつの間にか意識はなくなった。朝の光と入れ替わりに部屋から俺の意識が消えたんだ。
9月。まだ暑い。

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先の見えない幸せをそう-少しでも。

青空とあなたの手
青い空の下、歩く男二人。冴えない表情の片方。
今朝の夢。また誰かが俺を殴ったんだ。蹴ったんだ。
転がるように起きて、放尿してるうちに細かい部分は忘れたけれど。

あなたは時々俺を「怖い」と言う。
俺もあなたが怖いときがあるんだよ。
ヒトはなんでこんなに臆病なのだろう。

近づくほどに後ずさり。互いに相手の心を捕まえようなんて愚かかな。
それでも抱きしめる。毎日、毎日繰り返す。笑っちまうくらい同じ日々。
いつまで?なんてくだらない質問で-先の見えない幸せをそう-少しでも。

やっぱり俺は…愛してる。

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その歌その音そのリズム

カラオケ歌がこんなに好きなのに歌がこんなにヘタクソっつーのは少しかなしい。それでも歌を口ずさんでいると、いろいろ慰めをもらう。「タカヒロより下手い人、この前いたよ」「上手い歌を聴きたいならCD聴けばいいしね。自分の解釈で歌っていて面白いよ」そんななか、俺も最近上手く歌おうという気が少し失せてきたのも事実。それより自分が歌いたい歌を無謀に選ぶようになった。でも、曲のタイトルを見たとき歌う前から不安げな顔で俺を見る人もいる。それにしても先日のTMレヴォリューションは相当ひどかったようだ。夏だもん。「カラダを夏にして~」歌うだろ。

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大きな未来より小さな今日

買い食い自分がつらい。相方もつらい。散々な夜にかわした言葉は決して投げやりなんかじゃなかったのだけれど。“傷つけあうことで分かり合う”なんて言葉ほどカンタンじゃないことを知った。俺が最後まで頑張れた理由は彼への愛情がそれだけ強かったという単純なものだ。“ひと夏の恋”で割り切れはしなかった。鈴虫の鳴き声がする公園で2人コンビニ弁当を食った。紙パックのコーヒー牛乳といちごミルク。小さなカツどんとビーフンを一口ずつもらいあう。大きな未来より小さな今日をどれだけ大切にできるだろう。

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