diary

朝のひとりごと

汗を拭う
日中はまだ暑い。
腕立て伏せを朝夕に80回ずつ。腹筋を50回ずつ。にじむ汗。地味な筋トレ。
実家と相方の家どっちつかずの俺はジムに入会するのはためらったままだ。
同棲のような生活だが、決して同棲ではない。
同棲は60過ぎてからでいいと思う。なんて先の話!
馴れ合いを嫌う俺はそこらへんガキ臭いのかなあなんて思う。
恋人が“空気みたいな存在で居て当たり前でもなくちゃ困る”がなんだか少し寂しくて。
100人いたら100人の恋愛観。
恋愛を必要としない人だっている。
それぞれがそれぞれに自分の好きなスタイルを選び取っていく。
俺はどうしたいんだろう。
筋トレの後、出勤前の相方と軽くシャワーを浴びる。
まだわかんないよ。

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誕生日のケーキ

27歳になった。

「いつ死んでもかまわないよ。倒れても俺は平気」何の自慢にもならないセリフを吐いてきた。
そんな俺が昨日街の真ん中で突然めまいに襲われた。
足元に何か当たって尻もちをついた。
あまり周りに人がいなかったけれど恥ずかしかった。そして、怖かった。
その後もカラダが揺れて力が入らない。車が目の前を通り過ぎていく。
ジュースを買うために10円玉を自動販売機に入れながら涙がほろほろと出た。
家に帰りたいと思った。
死にたがりだった俺が生を願った。
相方の家に着いて、靴下を脱いだ。汗臭いシャツ。生を実感した。

俺は生きてきた。
ずっとずっと、今までこうやって、悩んでそれでも、生きてきた。

相方がケーキにロウソクを点す。プレートにはチョコレートで自分の名前が書いてある。
大切な人に誕生日を祝ってもらう。幼い頃は当たり前に手にしてた風景。
幸せに色があってカタチがあるなら、きっとこんな姿でいるんだろう。

人生はツライことがあるし、相方との日々も平坦ではない。
でも、今俺がほしいのはツイてる幸運な人生ではない。
いいところ悪いところそのすべてを愛せる穏やかな人間でただありたい。
今日という日を愛せれば愛しつづけていけば-現在過去未来すべてが愛しさであふれていく。

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きっと覚えてる。

ゴールデンジャックポット
ゲームセンターにて
メダルゲーム。ジャックポット。メダルじゃらじゃら。響くファンファーレ。
笑うお前。思わず立ち上がった俺。これでまた遊べるな。また来ような。

お前と出会って2ヶ月。
そして、俺は明日で27だ。
どうしてだろ。向こう岸がまったく見えない心地よさ。
明日の約束など足かせにしかならない。
自由に歩き回って、旅するように生きる。
いつかじいさんになったときに、今日のこと懐かしく思い出せるかな。

響くファンファーレ。笑うお前。きっと覚えてる。

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食える喜び

食べる姿
12歳の頃の俺の体重は僅か33キロ。
“食べれない子供”だった。
点滴をうけたり、缶に入った栄養剤を飲んだりしたが、一向に体重は増えなかった。
今食べ終わったような感覚の胃にモノを詰め込む作業と表現すればいいだろうか。
俺にとって食事の時間は本当に苦痛だった。

現在の体重は73キロ。
昔の影はない。大飯食らいだ。
何より「美味い!」と思って飯を食ってる。
しかし時間が経っても、その当時の“食べれない悔しさ”を忘れたわけではない。
そして“飯を美味しく食えることがどんなにステキなことなのか”も常に感じて生活している。
昨日、肉まんを食った。
“肉まんの美味しさ”に“肉まんを食える喜び”も加わる俺は誰より嬉しそうにそれを食うのだ。

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