1997年の流行歌といえば、Every Little ThinsとGLAYとSPEEDが絶頂期を迎えており、出せば出すだけドカドカ売れていました。
CDバブルの真っ只中、華原朋美やglobeなどの小室ファミリーの人気は急速に冷めていき、僕も当時小室ファミリーを見捨ててしまった不届き者です。

1.中谷美紀「Cure」

中谷美紀のオリジナル・アルバムは3枚しかありませんが、その中でこの「Cure」は断トツのクオリティです。
90年代のJ-POP史においても傑作10選に入れちゃいたいくらいです。
全8曲と小品ながら、全編にどす黒い女の情念が渦巻いており、リリース当時より現在のほうがその稀有さを理解できている気がします。
こんなにすごい作品ができるんだから、坂本龍一ともう1枚ぐらいアルバム作ってくれよ…と切に願います。
しかし、中谷美紀にしてみれば、人前で歌うたびに「歌が下手くそ」と揶揄されているので、もう歌手活動はウンザリなのかもしれません。

cure
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中谷美紀
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2.中村一義「金字塔」

宅録ブームの先駆けとなった中村一義のデビュー作です。
「天才」というキャッチコピーでよく煽ってあったので、鼻につくプロモーションではありましたが、確かにこのアルバムはとても良かったです。
これ以後はそんなにチェックしていないのですが、現在もメジャーで活動しているようです。
業界受けがいいだけで、一般層にはまったく浸透していない感じが、キリンジやクラムボン、小谷美紗子と被ります。

金字塔
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中村一義
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