先日、古本屋でボーイズラブ漫画を買ってしまった。まほろばくんから「え。それBL?」と聞かれたので「違うよ。ボーイズラブのコーナーになかったし、掲載雑誌もこんなだし」と慌てて否定したんだけど、ボーイズ同士でラブしてりゃBLということらしい。ああ。こりゃしまった。格好悪いと自意識過剰にもなってみたけど、なにはともあれ、読んでみるかと広げる。ゲイとして読むと実際はこんな〜なんてナンセンスな思考回路になるけど、恋愛ドラマは何でも設定が命だからね。俺はネットが普及してなかった最後の世代なので、高校生の頃にゲイ同士で知り合うなんて雑誌の文通コーナーぐらいしかなかった。とは言ってもその雑誌も一応18禁なわけで、しかもそれを買う勇気なんてなかった。(結局おばさんがレジのときに買ったけど)なのに高校の同級生とたまたまそういう関係になってしまい、悩んだ経験は強烈なインパクトで自分の中に残っている。その傷をチクチクと刺激してくれて、感傷に浸れる…のが意外にBL漫画みたい、俺には。主人公が学校で泣いたりしてるシーンや背徳感に眠れないなんてシーンにうんうんとうなづく…でも、さすがにこれ一冊でお腹いっぱいだ。感傷に浸るほどの感傷が自分の中にもうあんまないみたい。