くっついたりはなれたりくりかえすのはそれだけ好きだったから。と書いたらかっこいいけど、オレはやっぱり未練がましい男だ。情けなかったなあ。別れた数日後、かなり強引によりを戻した。でもやっぱり彼の離れた気持ちは空に放たれた風船のように戻ってはこなかった。オレも気づいた。もう違う道歩いてんだなあって。いつからだろう?彼の気持ちが変わったのは。パンツやTシャツを詰め込んだリュックを背負って帰ってきて、そのままパソコンの前に座った。出会ったころからの写真から眺めていく。すると、写真でも気づく彼の変化があった。
だんだん表情がくもっていく。そして彼が撮った写真が少なくなっていく。オレは気づかなかった?いや気づいていた。見ないようにしていた。愛が冷めていくのに理由はなかったのかもしれない。それでも自分のどこがいけなかったのだろう、なにがいけなかったのだろうと考えてしまう。だいすきな写真が1枚とだいきらいな写真が1枚ずつある。その2枚のあいだにたくさんの思い出が広がっていく。こんなにひとを好きになれた。さよならよういち。口のなかでくりかえす。