
東口、西口。両方へ開ける視界。駅の雑踏に数秒立ちすくむ。
就職活動で来たっけなあ。落ちたなあ。あの会社…なんて名前だっけ。
いつだっけ?2年前?俺の2年なんて俺も知らないぜ。くだらねぇ。
相方がわき腹を突っつく。「早くいこ」
今日、この駅に降りた理由は過去を回想するためじゃない。
ここから市内の中心まで駅にして4区間に点々とあるCDの中古販売店を相方と巡るためだ。
「寒い寒い」と言う相方を連れて、長い一本道を右へ左へ寄り道しながら歩く。
CD屋に入ってはそれぞれお目当ての掘り出し物がないか店内を物色する。
この日の収穫はビョークの昔のシングルや川本真琴のセカンドアルバムだ。
どちらも入手困難なだけにうれしい。
1日歩き回ってそれだけ?と思う方もいるだろうが、CD屋巡りはCDだけが楽しみではない。
途中でたい焼きを買ってふうふうしたり、かつおだしが効きすぎてあまり美味しくない中華そばを文句言いながら食ったり。
ただ好きな人と歩くだけでさえない大通りも遊園地のように華やぎだす。
そんな映画が昔あったなあ。秋に公開されていた恋愛ファンタジー。色濃い紅葉。
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日課だったブログが最近書けないことが多い。
それは好きな相方に「お前のことが好きだ」と言えなくなったのと似ている。
1日の中でタイミングを逃してしまう。
正直、毎日泣いてる。感情が不安定で上手くコントロールできない。
それでも感じる。わかってるんだ。俺は今、幸せだ!っていえる。
昨日、うれしくて泣いた。
体温を忘れないあったかい涙がゆっくり頬を伝う。
相方は何も言わずそっと肩を貸してくれた。