真梨幸子さんの小説を読んでみた。

更年期少女

今年になって真梨幸子さんの小説を立て続けに読んだのですが、伏線を張るタイプのものをひさしぶりに読んでいるのでドキドキして面白いです。「孤虫症」「深く深く、砂に埋めて」「クロク、ヌレ!」「ふたり狂い」「更年期少女」ととりあえず読んでみたのですが、上で引用している表紙は「更年期少女」のものです。
その素晴らしき表紙に引けを取らない内容でした。
あらすじは伝説の少女漫画のファンサイトに集った中年女性たちが繰り広げる死闘といった感じです。
5冊読んでみて気づくのは真梨さんの作品には「作家」「編集者」「漫画家」「主婦」「マンション」というキーワードが必ず毎回出てきます。
まあ、「作家」や「編集者」はご自身が作家さんですからわかるのですが、「マンション」…このキーワードにすごく思い入れがあるなと出てくるたびにニヤッっとしてしまいます。
というくらい毎回「マンション」ネタが登場するのです。
「マンション」を「買った」「売った」「何階に住んでる」「価格が下がった」「管理組合の会合」「共用の施設」などなど…これで真梨さんがマンションに住んでいなかったらどうしようと思うくらいに毎回マンションなのです。
読んでたらマンション買わなきゃいけないの??って気になるくらいにマンションに強いこだわりを感じます。
そして、出てくる女性描写がまたため息が出るくらい悪意を感じるのですが、そこが本当にすばらしい。
というかその女性描写が最も強い魅力なわけでマンション小説ではないわけですが、でも僕はマンション小説というジャンルを新たに開拓してくれている気がします。
「殺人鬼フジコの衝動」が気になって仕方がないです。

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2 Comments

  1. マザーテレサ

    高橋真梨子と小林幸子かよ。

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