映画「誰も守ってくれない」を鑑賞したぞ。

試写会のハガキがきていたんだけど、日付が今日。
行くかどうか迷ったんだけれど、見に行くことに。いやー寒かった。ちょっとすごいね最近。
映画のチラシは地味だったし、全然期待していなかったんだけれど「これは2009年しょっぱなから来たな!」という秀作だった。

犯罪加害者となった兄を持つ妹とその擁護にあたる刑事のはなし。
物語は長男逮捕の当日からその後の3日間だけを追う。このシンプルさがよかった。
冒頭のソプラノの男性の歌声をバックに長男が逮捕されるんだけれどその描きは見事。
ほんとうにこんなふうにしてひとは逮捕されてるんだろうなと思わせるシーンとあとは歌声のせいかな。
最初の10分ですでに絶句状態になってしまった。
こういう社会派な映画は作りこめば作りこむほどリアリティを失ってしまうから、脚色することより忠実に事実を再現することに徹したほうがいいということをこの映画は完璧にこなしてる。

犯罪による影響は被害者の家族にも加害者の家族にも同じくらいの範囲であらわれるんだなあと映画を観ている最中に観客は自然と考えはじめてしまう。
そして、加害者の家族に責任をもとめる今の世の中について頭のなかで答えのでないループがはじまる。
「守るというのは相手の痛みをわかってあげることだ。お前はお前の家族を守れ」
刑事のことばが胸を打つ。
ただひとつでた答えとも言うべきオレの気持ち。
自分の大切な家族や友だちや恋人がどんな犯罪を犯しても、オレはずっとあなたの家族であり友だちであり恋人でいたいよ。

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