幻想文学のゼミ

世界幻想文学大全 幻想文学入門 (ちくま文庫)

大学に通ってた頃、幻想文学のゼミが好きでした。
毎週1冊の本をテーマに話し合うだけでしたが、今のようにAmazonなんて他人のレビューを簡単に読める時代ではなかったので、人の読書感想文を単刀直入に聞けるのは面白かったのです。
カフカの「変身」、ホラー小説「玩具修理者」、山田詠美の「唇から蝶」、とりあえずお題の本は何でも良かったのです。
「愛」とか「正義」とかそういう単語が出てくる授業は他にありませんでした。
経営学部の他のゼミとは毛色が違うせいか、「なんで経営学部にきちゃったのあたし」的な人が集まっていて、よく気が合いました。
俺は大学を中退しているので、自分の中では大学生活を「汚点」のような感じで扱っていたのですが、「まあ卒業は出来なかったし、何の役にも立ってないけどあれはウケたなあ」と最近は穏やかに思い出すのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*
*