ゲイバレしてるノンケと銭湯に通った日々

銭湯によく行ってた頃があった。
今は恋人君が「不潔だから行きたくない」と言うので行かなくなった。
あのぬるっと湿った感じが懐かしくもある。

片想いしてたノンケと共通の趣味の1つだったのが銭湯。
好意を抱いていたからといって、局部を覗くことはなかった。
いや、ゲイバレ恋バレしてるのに銭湯に付き合ってくれるノンケゆえに、股間は絶対に見てはいけないところだった。
それが僕なりの礼儀だった。
西日が照りつける露天風呂でお互いの悩みを語り合った。

彼は結婚して、子を作り、家族を手に入れた。
僕も恋人と犬を手に入れた。
もう銭湯に行くことはないだろう。
もう彼と会うこともないだろう。
あの時君がいてくれてよかった。
それぞれがその役目を終えたのだ。

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