ブラックボックス

篠田節子の「ブラックボックス」という小説を読みました。
スーパーやコンビニ、ファミレスなどでも使われることの多い、「カット野菜」の体への影響に警鐘を鳴らしている作品です。
ブラックボックスのように中身のわからない農薬や添加物を何も考えずに使わさせる会社の物語です。
まあ、あくまで小説なので、現実のどこそこの社を暴くというようなルポタージュではありません。

カット野菜は加工するときに長時間水に浸すので、ビタミンが流れでてしまいます。
だから、食べても食物繊維を取るぐらいの効能しかないというは、僕でも前から知っています。
惣菜を買うときは、サラダよりは煮たり焼いたりしているものを買うことが多いです。
煮たり焼いたりしているものもカット野菜に火を通しているだけだろうがと言われると、もうコンビニ何も買えなくなってしまいます。
栄養がなく、食物繊維だけだとしても、取らないよりはマシなわけです。
冷凍の鍋に突っ込むだけで簡単に料理ができるカット野菜も時々は使っています。
僕のスタンスは自分で買ってきた野菜を調理したほうがいいのは知ってるけど、毎日自炊なんてできないし、取らないよりマシだろという感じです

ただ、この小説ではカット野菜は味の素のような旨味成分をかけられていて、それが野菜の成分によっては発がん性物質を発生させることがあるという内容なんです。
読んでいると何にも食べる気がしなくなる内容ですが、僕は普段の料理でも旨味成分使いまくるのであれがダメこれがダメじゃ何も食えないと思います。
公害として有名な水俣病やカネミ油症というような事件は回避したいものですが、回避の方法なんてありません。
結局、食べ物だけじゃなく何でもバランスよく、ほどほどに付き合っていくしかないわけです。
人の人生なんて中身が不透明で、それこそブラックボックスなんですから。

ブラックボックス
ブラックボックス

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篠田節子
朝日新聞出版 (2013-01-04)
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