アンパンマンのふりかけ

アンパンマンのふりかけ

____とバスに乗った。
片道220円。
「小銭ある?俺はあるぜ」なんて互いの財布の100円玉確認し合いながら。
着いたのは郊外の小さな複合施設。
子供がキャッキャと足元をすり抜けていく。
日曜日だ。
そんな子供たちに混じって、俺たちもゲームセンターに一目散だ。
UFOキャッチャーが最近のブーム。
足早に見て回る。
そして「ここはさえないな」と顔を見合わせる。
スーパーマリオやスライム、今流行りのカピパラさんがまったく置いてないと盛り上がらないのだ。
その後、「腹が減った。死ぬ」とダダをこねる相方と美味しいのか不味いのかよくわからない焼肉屋で飯にする。
「だいたいUFOキャッチャーの景品に“リロ アンド スティッチ”が多すぎだろ」と真剣に語る。
その後、隣のゲーセンでカピパラさんを発見し興奮しまくるもすべて取れずじまい。
俺は本当のヘタクソだが、相方のクレーン操作も毎回少し右と上にずれる。
横で見ながら「あ。またずれてる」と心で思うが、取れないと相方はどんどん不機嫌になるので神様に奇跡を願う。
「いいじゃんたまには取れちゃって-」しかしそこは神様即却下。
甘くない。
それでもこの前、初めての戦利品のアンパンマンふりかけを相方がくれた。
アンパンマンの首を取ってふりかけを入れているとふっと思った。
「これ食ってたらきっと元気になる。病気よくなる」そんな気がした。
不思議なふりかけ。
お金じゃ買えないふりかけ。
すんごいバカ面。

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